リーキーガット症候群てなに?!
リーキーガット症候群
リーキーガット症候群とは?
口から入った食べ物は食道→胃→十二指腸→小腸→大腸へと運ばれます。
リーキーガット症候群(「Leaky(漏れる)Gut(腸)Syndrome(症候群)」)は、日本語では「腸管璧浸漏症候群」と言われ、腸の粘膜を作っている細胞と細胞の隙間が広くあいて、腸の中を流れる栄養素や微生物が腸管から漏れ出す病態のことを言います。
本来細胞と細胞の間はしっかり結合しており、細かい粒子しか通過できません。
しかし、リーキーガット症候群では細胞と細胞の間が広く、その隙間を通って未消化のタンパク質や病原体が血管に流れ込んでしまうのです。
その漏れ出した栄養素や微生物は体の色々なところに運ばれてアレルギーを起こすことがわかっています。
さまざまな症状
この「症候群」とは、病因を特定することができず複数の病因が想定される一群の病態のことをいいます。リーキーガット症候群はさまざまな病気を引き起こす可能性があります。
筋肉にたまれば筋肉痛や疲労感、関節にたまればリウマチのような痛み、鼻の粘膜にたまると鼻炎、気管支の粘膜にたまると気管支喘息、脳にたまると記憶障害や気分の変調などがおこります。
その他、こんな症状はもしかしたらリーキーガット症候群が原因で起こっているかもしれません。
- ☆ 慢性的な無気力感
- ☆ 肌荒れ
- ☆ 下痢や便秘
- ☆ 集中力や体力の低下
- ☆ 鬱の症状
- ☆ 重いPMS(月経前症候群)
- ☆ 不妊症
- ☆ アトピー性皮膚炎
- など・・・
グルテンフリー生活の始まり
私は、息子が中学2年の時にこのリーキーガット症候群だと診断されて初めて、この病気のことを知りました。
息子の場合、鼻炎や疲労感、気管支喘息までではないのですが、何かのきかっけですぐにゼイゼイしたりと、常にどこか悪い状態でした。その都度薬をもらって飲むと良くなるものの、完全に良くなりませんでした。
それがついに、小麦粉に含まれるグルテンが空腸(小腸の一部)に溜まり、それが原因で起こるリーキーガット症候群だとわかり、その日から治療が始まりました。まずは二週間、小麦粉を一切食べないように言われました。グルテンフリー生活の始まりです!
こんなことがきっかけで、私はグルテンが思った以上に身体に悪い影響を与えていることを知り、なるべく身体の中に入れないように気を付けた食生活を心がけています。
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